咬み合わせ次第で、顎関節症や肩こりは治る
咬み合わせが悪いと、顎から肩にかけての首周りの筋肉が常に緊張状態に置かれます。その結果、血行の循環が悪くなり筋肉性の痛みとなったり、関節の痛みとなるのです。生活習慣の変化によって顎関節症は年々増えてきていると言われています。また肩こりについては成人の3分の2もの人が悩まされていると言います。そのような症状にお悩みの方は、一度自身の咬み合わせをチェックしてみるのも良いのではないでしょうか。少しでも咬み合わせについて気になることがございましたら、ぜひ当院までご相談ください。
顎関節症の症状について
口を開閉する時顎が痛む
これは顎関節症の代表的な症状です。顎の痛みで口が開けられなくなります。顎関節症の原因が咬み合わせにある場合、多くの人に共通する咬み合わせの状態は、顎が前後にずれているというものです。
このような状態だと、噛むときに歯と歯のすり減りが激しくやがて顎関節症へと悪化していきます。
肩こりを併発する
顎が痛むというような顎関節症の症状が見られる場合、肩こりを伴うことが多くあります。顎の筋肉と肩の筋肉の一部は繋がっているため、顎の筋肉の緊張が肩の筋肉にまで拡がり、肩こりの症状となって現れます。顎の痛みは、肩の筋肉への負担や悪い姿勢を招くこともあるので、顎関節症と肩こりという2つの症状が併発することが多いのです。
ですから咬み合わせの治療によって、顎関節症を治すことは肩のこりにも非常に効果的だと言えます。
顎関節症のセルフチェック
いくつか該当する人は顎関節症の可能性があります
- 口を動かした後、顎が疲れる感じがする
- 顎を動かすと痛い、閉じるときに特に痛い
- 顎関節周辺(耳の前やこめかみなど)に痛みを感じる
- 大きく口を開けることができない
- 口を開閉したとき、音がする
- 咬み合わせに違和感を感じる
顎関節症になりやすい生活習慣
- 歯ぎしりする癖がある
- 歯を食いしばることや場面が多い
- 物を噛むとき、左右一方の歯で噛むことが多い
- 神経質である
- ストレスを感じている
- 寝付きが悪い、ぐっすり眠れない、途中で目が覚める
治療について
比較的浅い歯周ポケットに対しては、歯周ポケット掻爬術(そうはじゅつ)で治療を進めます。
咬み合わせが原因である肩こりや顎関節症の場合、当院で治療することができます。
- マウスピースを使用することで、噛むときの圧力を弱め負担を軽減する
- 歯列矯正によって咬み合わせを矯正する
- 正しい咬み合わせの位置を被せ物や義歯で調整する